元宝塚歌劇団員に聞く受験用レオタードへの想い
3月中旬に迫り、いよいよ受験本番ですね。
試験で必要なレオタードなど、準備はお済みでしょうか。
今回は、元宝塚歌劇団の楓ゆきさんに、
受験用レオタードについてや受験の体験談や心構えについてお話を伺いました。
受験用レオタードの選び方のポイント
—まず最初に、宝塚音楽学校の試験で使用される受験用レオタードについてお伺いしたいと思います。
試験では、バレエ・声楽・面接の全てがレオタードで行われるそうですね。
どのようにしてレオタードを選ばれていましたか?

楓ゆきさん(以下敬称略):全身鏡などで自分の体型をよく知り、どんなレオタードが綺麗に見えるかを模索していました。それと人に客観的にみてもらうと自分が思っていた事と違った意見ももらえるのでよかったです。
—なるほど、やはり受験の際は、細部に気を配りますよね。

楓:はい。着用するレオタードは、7部袖・前後丸首・光らない素材(2024年2月現在)と決まっていますので、とてもシンプルで体型がよく見える形なんですよね。
—raffineの7分袖レオタードとシークレットシェイプアップレオタードについてどう思われますか?

楓:7分袖レオタードは、踊りやすい着心地ながらデコルテなど身体のラインを綺麗に見せてくれると思います。
シークレットシェイプアップレオタードはしっかりしたホールド感とプリンセスラインでより細見え効果が期待できると思います。
自分の体バランスと好みでお選び下さい。
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シンプルな7分袖レオタード | 細見え効果のある シークレットシェイプアップレオタード |
—どちらも異なる特徴があるんですね。
その他、レオタード以外に必要なアイテムはありますか?

楓:受験用レオタードに合わせて、タイツ(ピンク・フーター及び穴あき)、バレエシューズ(ピンク)の着用が必須となっています。
試験当日の心得 ー楓ゆきさんの実践方法ー
—体型の悩みについてどうお考えですか?

楓:ダイエットすることも大事ですが、持って生まれた身体は人それぞれ違うので短所を長所ととらえる工夫をして、自分らしさに自信を持つことが大切だと思います。
—その他当日、あったら良いものがあれば教えてください。

楓:防寒、ストレッチグッズなどの身体を温めるグッズがあれば良いと思います。
防寒グッズは上着と、首元を温めるマフラーやレッグウォーマーがあると心強いです。
待ち時間が長い場合があるので、テニスボールなどの小さいボールで足裏やデコルテのリンパをほぐしたりしてウォームアップを行なっていました。
—さらに、これがあれば心強い持ち物はありますか?

楓:気持ちが落ち着くように、温かい飲み物。特にはちみつ紅茶は甘くてホッとするし、蜂蜜が喉にもいいので、おすすめです。
—体も心も温かくしておくのが、落ち着いて試験を受けられるポイントなんですね!
他に、試験当日気をつけることはありますか?

楓:緊張を含め楽しむこと。「今までこれだけやってきたんだ」と言ったような自分の努力と想いを信じること。
心からの笑顔で試験官の方々に想いを届けてください。
—受験中に行なっていたことなどがあれば教えてください。

楓:当時茨城から東京の受験用スクールに通っていたので、帰りの電車では必ずノートを書いていました。
最初は学んだことを一つでも忘れたくないという思いから書き始めました。
これが習慣となり、今でも考え事や自分の思い、デザインなどはノートに書いています。
気持ちも整理されるので、おすすめです。

実際に今まで楓さんが使っていたノート。30冊もありました。
成功の鍵は自分への信頼にあり
—最後に、受験生に向けて応援メッセージをお願いします!

楓:私は2回目の受験で合格することができましたが、1回目との違いは、「努力への自信」があったことだと思います。
「これ以上何をしたらいいの?」というくらい、今の自分にできることをやり尽くしてください。
夢を追いかける時間こそ素晴らしい財産だと思います。
応援しています!

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